塩田 将大 Aiki Peace Seeker -合気道家-

★塩田剛三の孫が伝える【心】を豊かにする合気道★

合気道が上達するためには徳を積むことが大事【植芝盛平・塩田剛三の言葉から考える】

 

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塩田剛三

 

合気道は和の武道と言われますが、

その解釈は簡単だと思うんですよ。

人と相対したときに、

相手の敵愾心をなくすような自分の人柄と実力を持っていると、

これがひとつの和になるんです。

 

決して妥協じゃない。

和というのは、ちゃんとひとつ自分に強いものがあって、

そして相手を味方にする。

協力者にしてしまう。

これが“対すれば相和す”です。

それには、よっぽど徳を積まんと出来ない。

結局ね、根本は自分の中心力なんです。」

 

 

合気道は、技だけ練習しても上手くならない。

日常で、徳や人格を作らないと。

 

 

塩田剛三先生は、交友の広い方だった。

天皇陛下

アレキサンドラ王女

ロバート・ケネディ

マイク・タイソン

杉良太郎…など

多くの著名人と会い、

交流を含めている。

 

記者の的外れな質問に対しても、ニコニコ笑顔で答え、

 

天皇陛下(当時は皇太子)とも冗談を言いあい、

 

背中を流す内弟子には、お風呂に潜って、隠れて脅かしたりしている。

 

塩田剛三先生は話している相手を幸せにする能力があった。

また、著名人の方と会える人望の厚さもあった。

 

それも徳があるからこそ、出来ることだ。

 

徳とは「善い行い」のこと。

 

日常から、善い行いを続けること。

 

最初は意識的に、徳を磨く。

 

剛三先生が言う「よっぽど徳を磨く」とは

善い行いをしようとは思ってはいなくても、

無意識に行う行為が、

自然と相手のためになっていること。

 

日常から出来るこの徳が、

合気道の上達には必要不可欠だ。

 

徳は身近なところに転がっている。

 

例えば、行動でいうと

・掃除

・トイレをきれいに使う

・常に笑顔で過ごす

・席を譲る

・困っている人を助ける

・寄付をする

・物を大切に使う

・誰でも平等に接する

・落とし物を届ける

・自分以外の幸せを願う

・カフェで使ったテーブルを綺麗にして帰る

 

言葉では

・感謝の気持ちを伝える

・目の前の人に敬意を示す

・悪口を言わない

・相手を褒める

 

など、

人のためを考えたものは、

率先してすべきである。

 

植芝盛平先生・塩田剛三先生が、

誰とでも和すことができるのは、

超越した「徳」があるからである。