塩田 将大 Aiki Peace Seeker -合気道家-

★塩田剛三の孫が伝える【心】を豊かにする合気道★

塩田剛三の座右の銘【行住坐臥 一切の時勢 これ最善の道場】

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塩田剛三



「祖元禅師の言葉に『行住坐臥一切の時勢これ最善の道場』というのがあります。


この言葉を私は座右の銘として拳々服膺し、

常に忘れぬよう心掛けているつもりです。

少なくとも合気道に志を立てる者は、そうあってもらいたいと思います。
ただ歩いているときでも、電車に揺られているときでも、

食事をしているときでも、

どんな場合でも、そこがすべて合気道の道場だと思い、

一挙手一投足、みな稽古の一つと考えてほしいものです。」

塩田剛三著「合気道人生」竹内書店新社より)

 

 

塩田剛三先生は、

「行住坐臥 一切の時勢 これ最善の道場」を座右の銘にしていた。

 

【行住坐臥】とは、「行」は歩くこと。

「住」はとどまること。

「坐」は座ること。

「臥」は寝ること。

つまり、日常の立ち居振る舞いのこと。

 

【一切の時勢】とは、今行っているすべての事柄。

 

【道場】とは、

畳の敷いている道場のことではなく、

道を学ぶ場所すべてのことを指す。

 

つまり、ここで言いたいことは、

今やっている全ての事柄が、道を究める修行そのもの。

修行だと思って日々の物事に懸命に取り組みなさい。

ということである。

 

今道場にきている人は、仕事をしている人が多い。

そのため、週に1回もしくは2回しか道場に来ない。

 

合気道は奥が深いので、

週に1回の稽古でも、

気づくことや、分からないことがたくさんあるはずだ。

 

それを解決するために、日常でも合気道について考えてほしい。

【体力がなかったな。そうだ。これからは、エスカレーターでなく、階段にしよう。】

【どのように重心を掛けたら軸が揺れないのか。電車の揺れで考えてみよう。】

【今日は新規のお客様と商談。合気道と同じように、相手を考えた営業をしよう】

いくらでもある。

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子どもを思いやることと、合気道の相手を思いやることは一緒

 

 

その時出た答えは、全部正解である。

 

合気道を日常でも意識している人は、やはり長く続くし、

週1回だとしても、上手になる。

 

道場では、3か月に1回、審査稽古があり、

1か月間、審査に向けた練習を各自が行う。

 

当たり前だが、皆審査に合格したいので、一生懸命練習する。

その際は、練習に来る日数も増えたり、

日常でもYouTubeを見て勉強したりする。

 

この1か月の審査稽古の期間は、

みんな1時間の稽古中、ずっと集中し、

ひたすら合気道を夢中で行うのだ。

 

その時の道場は、全体が活気にあふれていて、

教えているこちらもすごく楽しい。

これが最善の道場か!と思ったりする。

 

審査のためとはいえ、

合気道について、普段から考えていると、

こんなにも良い道場になる。

 

これが、審査の時だけでなく、

普段から道を究めることを

考えていただくように導くのが

指導者としての責任である。