塩田 将大 Aiki Peace Seeker -合気道家-

★塩田剛三の孫が伝える【心】を豊かにする合気道★

「合気道は和の武道」塩田剛三!相手に馬鹿にされたとき、合気道家はどのような態度をとる?

相手に馬鹿にされたり、

見下されたりしたら、誰だって腹が立つことでしょう。

また、相手を憎んでしまうこともあるかも知れません。

 

誰しもコンプレックスはあり、

若い時はそこを馬鹿にされたりすると、

正常な状態ではいれないことが多い。

 

しかし、合気道をしていると、

相手を憎むとか、倒すとかそういう邪心が

なくなってくる。

 

 

合気道は和の武道。

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和の武道

 

他人に悪口を言われても動じない。

また、自分も心を取り乱さず、

常に素直な心でいることが大事です。

 

常に相手を許すような、

合気道の心が身についていれば、

達観し、自分に対する悪口も

些細なことのように思えてくるでしょう。

 

 

下記、塩田剛三の合気道人生より

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合気道人生

 

時には弱い者が強い者に

いじめられている場合に出会ったり、

正義に反する行為をしている者を見掛けたり、

自分の身が危険にさらされる場面に

遭遇することがないとはいえません。

 

その時は自分の習得した合気道を用いて

相手を制することも起こり得ましょうが、

いかなる場合でも、相手をにくんでカッカしないことです。

 

そうなると合気道で

大切な素直な心が失われ、

技は乱れ、思わぬ不覚をとったり、

また逆に限度を超えて過剰防衛になったりして、

相手を不幸にするとともに、

自らにも不幸を招きます。

 

合気道は和の武道であることを

常に忘れないことです。

 

「私は身長が一メートル五十四、

体重は四五キロぐらいの小柄な男なので、

よくけんかを売られたり、

つっかかって来られたりしました。

 

その時はできるだけ笑って

避けるようにしているのですが、

どうしても払いのけなければならない時もありました。

 

 

 

戦後の成人男性の平均身長が161.5cmなので、

当時の人から見ても塩田剛三は小さい。

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小柄な塩田剛三

 

また、武道をしていると言ったら、

周りの武道経験者が

馬鹿にすることも分かりますし、

当時は喧嘩っ早い人も多かったはずです。

 

からかわれても、どんな時でも、

平常心を失わなかったので、

塩田剛三先生は負かされることは

ありませんでした。