塩田 将大 Aiki Peace Seeker -合気道家-

★塩田剛三の孫が伝える【心】を豊かにする合気道★

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ、合気道を始めたか?塩田剛三の孫が合気道を始めたきっかけとは?

ちょっと、息抜きに自分の話しを少し! 合気道を始めたきっかけを話したいと思います!笑 Q「塩田さんは、小さい頃から合気道してたんですよね?」 A「いやいや、大学2年からです。笑」 塩田剛三の孫なので、小さい時から合気道をしていたと勘違いされる。 …

塩田剛三/合気道の基本【合気道家が絶対に抑えておかなくてはいけない合気道の基本とは?】

塩田剛三の構え 塩田剛三先生の言う、 合気道の基本とはどういうことだろうか。 合気道をこれから始める人も、 合気道を長くしている人も、 技を覚えたりするだけでなく、 いつでも基本に立ち返らなくてはいけない。 塩田剛三先生が述べる合気道の基本は7つ…

塩田剛三「合気道では基本がすべて」/初心者も黒帯も見直すべき合気道の基本とは?

塩田剛三先生が言う「合気道の基本」とは どんなことだろうか。 ?????? 塩田剛三先生は合気道は基本がすべてだと、 繰り返し言っている。 私たち塩田剛三先生の合気道を習っている人々は、 合気道の基本といったら、 基本動作6つ ・体の変更(一) ・…

塩田剛三は死ぬ間際まで強かった/合気道家の死ぬ直前でなぜそのようなことが出来る?

言い訳 最近、言い訳する人が多い。 子どもで例を上げると、 体調が悪いから、宿題が多いから、今日寝てないからという 言い訳が多い。 そういう言い訳をする子ほど、成長しない。 しかし、指導者として、「言い訳しないでしっかりやれ」とは言わない。 子ど…

「合気道は和の武道」塩田剛三!相手に馬鹿にされたとき、合気道家はどのような態度をとる?

相手に馬鹿にされたり、 見下されたりしたら、誰だって腹が立つことでしょう。 また、相手を憎んでしまうこともあるかも知れません。 誰しもコンプレックスはあり、 若い時はそこを馬鹿にされたりすると、 正常な状態ではいれないことが多い。 しかし、合気…

祖父・塩田剛三の著書【合気道人生】より「合気道と実践について」/合気道はやらせ?合気道は意味がない?

塩田剛三 合気道はやらせだ!合気道は意味がない!と、 ネットにたくさん書いてあります。 それは合気道が実戦では使えないし、 相手がわざと動いてたりするように見えるから、 言われているようです。 本当に「合気道はやらせ」、「合気道は意味がない」の…

合気道とは? 合気道の神様・塩田剛三から見た【合気道とは】

達人・植芝盛平先生、塩田剛三先生は合気道をどのように解釈していたのか。 お二方のような達人のお言葉を別の人が解釈したものでなく、 本人が語った言葉で、覚えておきたいと思い、ブログに書きます。 以下は、絶版になった祖父・塩田剛三の著書「合気道人…

道場にある塩田剛三の写真について/恐ろしい事実を発見!?

道場に飾ってある写真 どの角度から見ても、 見られている気がする・・・ 真っ直ぐ凝視するのではなく、 全体を捉えるような目で見ている。 あと、この写真は、 毎回表情を変える。 毎朝、写真の上にある神前を掃除する度に、 近距離で目が合うんだが、 表情…

実体験から感じた合気道の上達の秘訣とは?簡単なようで難しい、合気道上達で1番重要なこととは?

思いやり 以前のブログで、 日常で徳(良い行い)を増やすことが、 合気道上達に不可欠だと伝えた。 和というのは、ちゃんとひとつ自分に強いものがあって、 そして相手を味方にする。協力者にしてしまう。 これが“対すれば相和す”です。 それには、よっぽど…

塩田剛三の合気道の構え(目付について)【すべては宮本武蔵が知っていた】

塩田剛三は、宮本武蔵が示した、 武道の基本を忠実に再現している。 ・心の持ち方 ・姿勢 について、前回のブログで記載してきたが 今回は、「目付」について。 「観の目」(かんのめ)、「見の目」(けんのめ)という 二つの目の使い方を上げる。 「目の付…

塩田剛三に学ぶ武道の基礎とは?(兵法の身なりについて)【すべては宮本武蔵が知っていた】

前回のブログの続き。 宮本武蔵は五輪書で、基礎の大切さを説いている。 その基礎の大切さを ・「心持」心の持ち方 ・「兵法の身なり」姿勢 ・「目付」目線 の観点から詳しく論じている。 今回は、2つ目 「兵法の身なり」と合気道の関連性について述べたいと…

塩田剛三に学ぶ武道の基礎(心持について)【すべては宮本武蔵が知っていた】

宮本武蔵は著書「五輪書」で、 基礎の大切さを説いている。 その基礎の大切さを 「心持」・・・心の持ち方 「兵法の身なり」・・姿勢 「目付」・・・目線 の観点から詳しく論じている。 技のやり方の説明が多い書物が多い中、 宮本武蔵は技ではなく基礎に重…

塩田剛三がモデル・漫画「グラップラー刃牙」のキャラクター【渋川剛気】誕生秘話と【実践と和合】について

渋川剛気/漫画「グラップラー刃牙」より引用 漫画「グラップラー刃牙」の作者、板垣恵介さんはよく道場にいらし、 塩田剛三先生の動きを観察していた。 塩田剛三著「合気道人生」の挿絵は、板垣さんが担当した。 そのため、板垣さんは塩田剛三について非常に…

植芝盛平の名言 その1【名言から合気道を考える】

無駄に見過ごさないよう、しなければいけない。 山川草木、ひとつとして師とならないものはない。 植芝盛平 合気道の動きは自然の理に適った動き。 相手がなぜ崩れるのかを考える時、 自然を見つめていると答えが見つかるかもしれない。 今までは、手首をこ…

合気道が上達するためには徳を積むことが大事【植芝盛平・塩田剛三の言葉から考える】

塩田剛三 「合気道は和の武道と言われますが、 その解釈は簡単だと思うんですよ。 人と相対したときに、 相手の敵愾心をなくすような自分の人柄と実力を持っていると、 これがひとつの和になるんです。 決して妥協じゃない。 和というのは、ちゃんとひとつ自…

塩田剛三の座右の銘【行住坐臥 一切の時勢 これ最善の道場】

塩田剛三 「祖元禅師の言葉に『行住坐臥一切の時勢これ最善の道場』というのがあります。 この言葉を私は座右の銘として拳々服膺し、 常に忘れぬよう心掛けているつもりです。 少なくとも合気道に志を立てる者は、そうあってもらいたいと思います。ただ歩い…

私たちが見ている塩田剛三は、アキレス腱を切った後の映像!威力がさらに増した!

ググってみても、 あまり知っている人はいないみたいだ。 元内弟子「塩田剛三先生は、 アキレス腱を切ってから、動きが少し鈍くなった。 だけど、技の威力がましたから、 受けを取るのが怖かった。」 申し訳ない。 いつ、アキレス腱を切ったのかは、 分から…

合気道って触れないで倒すことが出来るんですか?

塩田剛三 塩田剛三の内弟子「先生、合気道は触れないで倒すこともできるんですか?」 塩田剛三「バカモンっ!出来るわけないだろ!笑」 道場での会話。 塩田剛三先生の内弟子の中で、 触れないで倒されたと体験談を述べる人もいる。 しかし、塩田剛三先生は…

塩田剛三と正勝吾勝勝速日(まさかつ・あがつ・かつはやひ)【合気道の心を学ぶ】

塩田剛三 植芝盛平先生が残した言葉で、 「正勝・吾勝・勝速日」(まさかつあがつかつはやひ)という言葉がある。 この言葉は、 合気道修行の心構えや心得を言い表している。 「正勝」とは、人間にとって正しいことを強く考え、 間違った考えを改めようとす…

植芝盛平と塩田剛三!実際に合った人から聞く、2人の師弟関係は?

植芝盛平と塩田剛三 私の道場に通っている子どもの、 おばあちゃんの話しである。 おばあちゃんは、75歳。 中学の時に植芝先生の道場(合気会)に通ってたそうだ。 ちなみに有楽町に道場はあった。 新幹線の線路工事に伴い、道場は閉鎖されたんだとか。 主に…

塩田剛三の名言その2【名言から合気道を考える】

「心の問題とは、即ち無になれということです。」 塩田剛三 ※もちろん、私の解釈が全て正しい訳ではない。 ただ、剛三先生の孫として、 剛三先生の合気道を長年続けている指導者として 剛三先生の思いを出来る限り分かりやすく 説明するのが役目だと思ってい…

合気道の稽古風景【稽古ってどんな感じなの?】

【説明風景】 合気道の稽古は、 通常、先生が前で技を行い、 生徒はその技を真似る。 その際、あまり言葉を介さない。 1. 言葉で分かりやすく動きを説明するか、 2. 言葉で伝えず動きを見て覚えてもらうか、 どちらの方が良いか。 2.の方が生徒は早く上達す…

塩田剛三先生の名言その1【名言から合気道を考える】

塩田剛三先生の名言 いつまでも稽古相手を痛がらせて 喜んでいるようでは、 永遠に合気道の高みに 到達することはできない。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 合気道の高みに到達するには、 相手を痛がらせて喜んではいけないのだ。 塩田剛三先生の時代には、 相手…

なぜ、合気道は形稽古(かたげいこ)から始めるのか【守破離】

合気道には、決められた動き【形(かた)】がある。 仕手も受けも決められた動きがある。 初心者は、効果的な技が出来ないので、 受けが型通り動かなかったら、 仕手は型通り動かそうと、 力強く握って引っ張ったり、 押したりして無理やりでも 動かそうとし…

護身術として合気道は使えるのか?

合気道は護身術として使えるの? という質問がよくある。 結論、使える。 私の経歴をいうと 警視庁と一緒に合気道を稽古し、 教えてきた。 ※私がいた合気道の本部道場では、 警視庁から武道に長けた 10名程度の若者が 派遣されてきて、 1年間、勤務時間ずっ…

塩田剛三先生は70歳超えても強かった!!!

塩田剛三先生の生きてきた時代は、 物騒な世の中で、 よく道場破りが来ていたそうだ。 特に、合気道という得体の知れない武道に、 不信感を持つ別の格闘・武道家は、 すごく多かった模様。 ただ、平成の年になっても、 剛三先生のところに道場破り?というか…

祖父・塩田剛三について

※この記事は、昔別のブログで書いたものを変更したものです。 「塩田剛三先生について何か覚えていますか?」 という質問をよく受けます。 私から見た祖父は、 よく笑って、よく褒めてくれる人 という優しいイメージです。 祖父は私が6歳の時に亡くなりまし…

合気道は細胞単位で優しく

細胞を決して傷めない ふざけたような題名に思えるが、 よく、稽古中に伝えていることだ。 どうしても技をかける時に、相手を強く握り、強引に崩そうとする光景を見る。 しかし、相手を強く握っては、 全ての技が効かない。 相手が嫌がるような技は、合気道…

なぜ、合気道は相手を崩せるのか

合気道の開祖・植芝盛平先生は153cm 合気道の神様・塩田剛三先生は154cm この小柄な先生が、 なぜ、2m近くの大男も崩すことが出来るのか。 一言で言うと、 相手の1点に自分の全体重を、 伝えることが出来るからである。 塩田剛三先生は、 1点に集中させる力…